いままで気づかなかったことに気づき始める予感

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明治安田生命がコロナ陽性拡大後に健康に関する意識調査を行ったところ、「コロナ前と比べて健康になった」「やや健康になった」と答えた人を合わせて48.1%にのぼったそうです。「以前より不健康になった」と「やや不健康になった」は合わせてわずか2.8%でした。だれが対象の調査なのかわからず、2.8%は少なすぎる気もしますが、このデータによると「以前と変わらず」が49.1%となります。約半分が「以前より健康になった」と答えているのですね。コロナ自粛中に食生活や生活習慣を変えた結果だそうです。

私は春の緊急事態宣言中、体重が2キロやせました。もともと体重は少ないので、2キロ減で「オヨヨ」と思う低体重になりました。ストレスや不安感や不調があったわけではなく、お昼に外食をしなくなったのが要因です。外食がいかにハイカロリーであるかを示した格好です。

我が家の食事もオリーブオイルをしっかり使います。ギーも使います。我が家にはヴァータ体質の家族がいるのでオイルはしっかり使っています。しかし、外食の質が悪いオイルを摂取しなくなったため体重が減ったのだと思います。おかげでウェストがスッキリ。調査で「以前より健康になった」と答えた人が半分近くいるのは妥当なのかもしれませんね。

話は変わりますが、当校「オイルマッサージ専門家養成コース」の今7月期は男性の生徒さんが3人もいます。これまでも男性の生徒さんはいましたが、3人は異例です。3人とも「人々の健康に貢献したい」という思いから受講を決めたのですが、うち2人は会社勤めを辞めてのセラピスト挑戦です。ほかにも男性からセラピストコースへの問い合わせがありました。「男子の世界に変化が起きているのではないか?」と思わせる展開です。

以前から「コロナ後は人々の意識が大きく変わるだろう」と述べてきました。その見通しは今も変わりません。コロナ・パンデミックを経験した私たちは、いままで気がつかなかったことに気づき始めているのです。「より心地よい生き方」を求め始めているように思います。お金も名誉も欲しいものだとしても、それ以上に欲しいものは「魂を満たす正直で心地よい生き方」。うれしいことにも過剰に喜ばず、悲しいことにも過剰に嘆かないサトヴィックな生き方。そんな世界にシフトしていくように思います。

そうした意識変化のなかでアーユルヴェーダは中核的な役割を担うだろうと考えます。医療面だけでなく、体・心・魂を満たす生き方としてのアーユルヴェーダに今以上の価値が見いだされるだろうと私は思っています。

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