免疫は3つのレベルのバラですよ

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ときどきアーユルヴェーダを正しく理解していないライターによる記事をネット上でみることがあります。そんな時は少しガッカリします。昨日もそんな記事がありました。ドクター・パルタップにその記事を知らせてあげると「こんな記事はつねに流れてきては消えているよ」といたって冷静。その冷静ぶりに私も「ま、いっか」という気持ちに落ち着きました。

その記事の中に、牛のフンや尿を体に塗るとコロナに感染しないと妄信している人達のことが書かれており、「ヒンドゥイズムに関連したアーユルヴェーダは所詮こんなもん」みたいなニュアンスが感じられる記事でした。そもそも「ヒンドゥー教」という言葉はヨーロッパで生まれた言葉なのだそうです。インド人の言葉ではないのですね。

こうした記事を書くライターはアーユルヴェーダを正しく理解していないと感じます。もちろんアーユルヴェーダはヴェーダ哲学の影響を大きく受けています。しかし、牛のフンや尿を体に塗るとコロナに感染しないと妄信している人達と一緒にされては困ります。

むしろアーユルヴェーダは人間への洞察と本質を見抜く力が現代科学より鋭いと感じます。人間が身体だけでできているわけではないことも、目ではとらえられないエネルギー体でできていることも古代人は明確に理解していました。この点を言えば、現代人の能力は劣化していますね。目で見えるものしか信じられないのは劣化の証左かもしれません。

免疫についても古代のアーユルヴェーダ賢者たちは深い洞察力をもっていました。古代には「免疫」という言葉はありませんでしたが、「バラ」という言葉がありました。バラは強さという意味です。身体的な強さ、心の強さ、魂の強さの3段階があり、その3段階が合わさった強さが免疫なのです。オジャスはバラの一部です。

現代人は目で見える身体的な強さしか考えられません。だから「免疫力をアップするために長いもを食べよう」とか「キノコをもっと食べて免疫力を強化しよう」となるわけです。これはこれで大事なのですが(アーユルヴェーダだって免疫を高めるためにギロエを勧めています)、アーユルヴェーダは身体レベルにとどまらないのです。心も魂も扱います。免疫を高めるためには、あまりネガティブな情報に身をさらさないこととか、ポジティブでサトヴィックな人とつながろうと言っています。瞑想も勧めています。これは人間を構成している心レベルや魂レベルの存在を理解しているからです。これこそ科学的な思考だと思います。

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