アーユルヴェーダは人生パートナー

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アーユルヴェーダの古典教典『チャラカ・サンヒター』を読み込んでいくと、アーユルヴェーダを伝統医学として狭義に理解するのは正しくないことがわかります。

アーユルヴェーダは医学でもあるのですが、健康で幸福な人生を営むための指南書でもあります。『チャラカ・サンヒター』を飲むとそれがよくわかります。

インドの思想では、人間の一生は4区分に分かれています。人生の4区分は「アーシュラマ」といいます。

  • ブラフマチャリ(誕生-25歳):学生期(がくしょうき)勉学のステージ
  • グリハスタ(25-50歳):家住期(かじゅうき)家庭人としてのステージ
  • ヴァナプラスタ(50-75歳):林住期(りんじゅうき) 隠遁生活の準備ステージ
  • サンニヤーサ(75-100歳):遊行期(ゆぎょうき)人生のゴールを果たすためのステージ

いまのインド人の平均寿命は70歳そこそこですが、古代のインド人は100歳まで生きたのでしょうか。ま、それは脇におくとして、古代のインドの思想では人生をそう考えていたのかと、しみじみした気持ちになります。

人生は山あり谷ありです。元気なときもあれば病気になるときもあるでしょう。楽しいときも辛いときもあるでしょう。そのすべてを理解し寄り添ってくれる「人生パートナー」がいればなんと安心できることでしょう。

アーユルヴェーダはそんな「人生パートナー」になれると思います。この世に生を受けたときのパートナー、風邪をひきやすい幼児期のパートナー、思春期を迎えたときのパートナー、結婚するときのパートナー、子供の親になるときのパートナー、更年期を経るときのパートナー、体が衰えていくときのパートナー、病気になったときのパートナー。アーユルヴェーダはどんな状況でも支えてくれます。

視点を「人生のパートナーシップ」に向けると、アーユルヴェーダが人々に提供できるサービス領域は格段に広がります。

皆さんが人を支えるときもあれば、支えられるときもあるでしょう。そういう世界は素晴らしいと思いませんか。

ジヴァ・ジャパンが日本の医師たちと始めた「スワスタ・プログラム」も病気の治療だけでなく、「人生のパートナーシップを提供するプログラム」になれたらもっと役割が広がるとひそかに思っています。

アーユルヴェーダは知ることは本当に素晴らしいことだと思っています。

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