アーユルヴェーダとは

アーユルヴェーダは世界最古のヒーリング科学

アーユルヴェーダは世界最古のホリスティックなヒーリング科学です。


アーユルヴェーダとは、言語学的にはAyus(生命)と Veda(知識あるいは科学)という2つの言葉から成り立つ複合語です。
文字どおりアーユルヴェーダは「生命の科学」と定義することができます。


ですから、アーユルヴェーダは病気の治療だけを目的としているものではなく、 生命あるいは生き方そのものをとらえる科学です。
それをもっと深く理解するためには、生命とはなにかを理解する必要があります。

アーユルヴェーダでは、生命は心(意)、身体、感覚器官、魂の合一をはかるものと考えられています。
この生命の定義から明らかなように、アーユルヴェーダは身体に発現した症状だけを治療するものではなく、霊的、心的、また社会的な面を含めた包括的な健康にかかわる知識を得る科学なのです。
私たちが健康であるためには物質主義と霊性の間でバランスがとれていなければなりません。


アーユルヴェーダはバランスの理論を実践する科学ともいえます。
アーユルヴェーダでいう健康とはバランスがとれている状態、病気とはバランスが崩れた状態を指します。

アーユルヴェーダは心身を一体としてとらえる包括的な健康科学です。

アーユルヴェーダの目的

アーユルヴェーダの目的は単に肉体の病状を治すことではなく、完全な健康を得ることにあります。
完全な健康を得るためには、自分自身のあらゆる面を知る必要があります。
心や魂を含めた完全な身体についての情報が欠かせません。
アーユルヴェーダの主な目的は2つあります。

●健康の維持

●病気の治療

健康な人のための医学ということを聞いたことがありますか?

アーユルヴェーダの重要な目的の一つは健康維持と病気予防です。
アーユルヴェーダによる健康とは肉体の健康だけでなく、霊的、心的な健康も含みます。
世の中には、肉体的にはとりあえず問題がないけれども幸福ではない人々がなんと多くいることでしょう。

抑うつ感、不安感、神経の緊張、不眠症などに悩む人がたくさんいます。
こうした悩みは心や魂が病気に罹っていることから起こる問題です。
現代社会では肉体的健康や物質に幸福や平安を求める傾向が強く、心や魂の大切さがほとんど忘れられています。


真の健康を得るためには、肉体に対するのと同じくらい、心と魂にも注意を払うことが大切です。
人は生命のすべての面を通して心身を幸福にするよう最善の努力をしています。
怒り、貪欲、激情、執着心、嫉妬心、偏狭な心、利己主義、生き物をやさしく扱わないこと、嘘をつくこと、老人に敬意を払わないこと、などはどれも健康を害することです。

アーユルヴェーダ はこうした問題に完全なる答えを与えてくれます。
各個人を微細なレベルで理解し、そのうえで摂るべき食事法、日々の生活、ライフスタイル、行動などに関して詳しい指針を与えてくれます。

アーユルヴェーダとは、自然のバランスを崩すことなく、この社会あるいはこの宇宙のなかで生きる方法を教えてくれる科学です。

アーユルヴェーダの意味

アーユルヴェーダは自然で、身近にあり、調和に富む科学です。
理解しやすく実践しやすいこともアーユルヴェーダの特徴です。

アーユルヴェーダの最も権威あるテキストの一つ「チャラカ・サンヒター」はアーユルヴェーダを次のように定義しています。

アーユルヴェーダは次のことについて説かれた科学である。

  1. 有益な生活法と無益な生活法
  2. 幸福な生活法と不幸な生活法
  3. 人生にとって良いことと悪いこと
  4. 寿命

この定義からわかるように、アーユルヴェーダは病気の治療だけを扱うものではなく、それ以上のもの、つまり完全なる生活法を教えてくれるものです。


有益あるいは有害な生活法とはなにか、また幸福あるいは不幸な生活法とはなにかを教えてくれるアーユルヴェーダは、どういった行動、食事法、生活スタイルが有益あるいは有害であるかをも教えてくれます。

もし、今あなたが不幸だとすれば、そうした生活スタイルや食事法や振舞などを選んでいるのかもしれません。


アーユルヴェーダは、真にバランスのとれた状態で生きる方法を得るための科学です。
身体、心、魂の正しい機能について説いているだけでなく、バランスのとれた自然との関係を築く方法までも深く掘り下げている科学です。
自然とは自分を取り巻くすべてのものを指します。

たとえば、あらゆる生き物、家族、友人、職場の仲間、仕事、天候、自分が生きている社会、考え、習慣などのすべてです。


こうした自分を取り巻く環境全体とのバランスのとれた関係作りはきわめて重要で、アーユルヴェーダはこうしたバランスを維持する方法を教えてくれます。

 

ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダについて

ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダは、北インドのファリダバドに拠点をおき、インド全土80ヶ所強でアーユルヴェーダクリニックを展開している「Jiva Ayurveda ジヴァ・アーユルヴェーダ」の日本代表として、アーユルヴェーダの普及活動に努めております。

アーユルヴェーダを広めるための教育事業(ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダスクール)を中心に、アーユルヴェディック・カウンセリング、アーユルヴェーダ関連商品の販売なども行っています。
ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダスクールの開校は2006年。
以降、アーユルヴェーダは超高齢社会の日本に必要な健康科学だと信じ、アーユルヴェーダの普及に邁進してきました。

アーユルヴェーダは5千年前とも言われる古代インドで生まれたヒーリング科学です。
この心身ヒーリング科学がいま世界中で注目されています。
病気は心と体の両方に関連していることがわかってきたからでしょう。

ガンはもとより、腰痛、消化器系疾患、歯槽膿漏までメンタルストレスに関係していることが明らかになっています。
ストレスが自己免疫力を低下させ、病気を引き起こす大きな要因になっています。
こうした認識が、世界の人々の関心をアーユルヴェーダに向かわせています。
医学が高度に発達した現在でも、身体の病気に苦しむ人、心の病気に苦しむ人がたくさんいます。これが高度に文明が発達した結果だとすれば、いまこそ生活を見直すときではないでしょうか。

アーユルヴェーダは、人間と自然との調和、人と人との調和、心と体の調和を取り戻すための科学です。
調和を取り戻すことによって自己免疫力が高まることを古代の賢者は知っていました。

ジヴァ・ジャパン・アーユルヴェーダは、多くの方に心身ヒーリング科学としてのアーユルヴェーダの素晴らしさを知っていただき、よりよいクォリティー・オブ・ライフ(QOL)を実現させるお手伝いをしたいと思っています。

 

 

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