アーユルヴェーダは自然と調和して生きること、ってどういうこと?

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我が家の近くの川辺には見事な桜が咲き、毎年桜の美しさを堪能しています。どうやら日本人のDNAには桜遺伝子があるらしく(笑)私たちは桜を見るとジッとしていられません。桜は心を落ち着かせるどころか、心をざわつかせますね。桜には死のイメージがあるからでしょうか。

桜は人間がコロナでアタフタしていることに関係なく、太陽と地球の動きにあわせて決まった時に花を咲かせます。桜だけではありません。どの花も太陽と地球のリズムにあわせて決まったときに花を咲かせます。太陽の光や気温にあわせてホルモンが分泌し、それによって花をつけます。たいていの植物は日の出とともに花を開かせ、日没とともに花を閉じます。「今日は夜更かしして花を開きっぱなしにしよう」とは思いません。

動物だって太陽の動きと地球のリズムにあわせて生体が活動しています。人間だって動物。太陽や地球という自然にあわせて活動するように作られています。しかし、人間は文明を発達させたせいか、自然のリズムを無視した活動をするようになりました。動物としてのヒトは日の出前に起き(アーユルヴェーダは日の出の90分前に起きるべしと言っています)、日没とともに睡眠につくようにできているのですが、文明とともに自然を無視した社会の都合によって生活するようになりました。その結果、ホルモンの分泌を無視した生活となり、体調不調に見舞われることになりました。

アーユルヴェーダ的暮らし方とは自然と調和して生きることだと言われています。それは文明がなかった時代に戻って山の中で暮らすべきだと言っているのでしょうか。そんなことはありません。「ポツンと一軒家」を勧めているわけではないのです。自然のリズムと生体リズムは呼応しているので、自然のリズムにあわせて暮らそう、と言っているのです。

体調不良を感じている40代の女性はよく「これは更年期症状かもしれない」と言います。しかし、そう思う前に日々の生活習慣を見直してみることをおススメします。働きすぎていないか、睡眠は足りているか、就寝時間が遅すぎないか、正しい食事をしているか、などを見直すことをおススメします。自然のリズムにあわせた生活を取り戻すと、体調不良の改善が多々みられます。ホルモン分泌のリズムが整うからです。都会にいても自然のリズムにあわせることはできます。

植物も動物も自然に従って暮らしています。人間だけがジコチュウです。その反動は自分に返ってくるのです。そういう私もアーユルヴェーダが勧めている時間に就寝できません。これが難点!

今日も桜を満喫してきましたよ。

★ジヴァ・アーユルヴェーダドクターによるオンラインコンサルテーション

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