兎年は飛躍の年。兎と帝釈天

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新年あけましておめでとうございます。

今年は兎年ですね。中国で生まれた十干(じっかん)と干支を組み合わせると、今年は「癸兎(みずのとう)」だそうです。

「癸兎」はこれまでの努力が報われる飛躍の年らしいですよ。

皆さんもご自分の想いを実現すべく何らかの努力を重ねてきたでしょうから、今年は実現するかもしれませんね。

兎にまつわる話があります。

写真は18世紀の清朝皇帝の服にある兎の図柄。ウィキペディア出典。

「猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。3匹は老人を助けようと考えた。猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。

しかし兎だけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった。自分の非力さを嘆いた兎は、何とか老人を助けたいと考えた挙句、猿と狐に頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだ。

その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、兎の捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、兎を月へと昇らせた。月に見える兎の姿の周囲に煙状の影が見えるのは、兎が自らの身を焼いた際の煙だという」(ウィキペディア)

兎は気高い無私の象徴なのですね。

この話は中国から伝えられたとされていますが、その元はインドの話だとか。知りませんでした。たしかに、帝釈天はインドラ神ですものね。

兎年にふさわしく、アーユルヴェーダにとっても飛躍の年になってほしいです。

なぜアーユルヴェーダの普及にこだわるかというと、アーユルヴェーダは一人一人が健康で穏やかに生きていくための土台だと思うからです。

もちろん、生涯にわたっておだやかに過ごすだけがノーではないと思います。情熱の炎が燃え上がる時期もあるでしょう。荒波にもまれる時期もあるでしょう。

そういった時であっても心がサットヴァであれば、情熱のなかにもブッディ(知性)を保つことができるでしょう。自然のチカラを感じることもできるでしょう。

今年はこれまでの努力が報われる年でありますように。

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