白湯も奥深いのです

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先日、NHKの情報番組で、いま白湯が注目されているという内容の情報が提供されていました。

富永愛さんは白湯を持ち歩いているそうです。

番組では「白湯は5000年の歴史があるアーユルヴェーダに基づく」と言っていました。

いつから「白湯=アーユルヴェーダ」になったかわかりませんが、現代のインドの人々はあまり白湯を飲まない印象です。一般には常温の水を飲んでいます。

北インドの冬は寒いので冬には白湯を飲んでいるかもしれませんが、ドクター・パルタップ曰く「暑い季節に白湯はムリだ」だそうです。

つまり白湯の飲み方も季節や体質(プラクリティ)によるのです。

そもそもフーフーしなければならない高温の白湯を常飲するのは好ましくありません。喉の粘膜をとるからです。

粘膜をとりすぎると、そこがダメージを起こし、長期的にはガン化するリスクが高くなります。ドクター・パルタップも同じ理由で高温の白湯を常飲するのはダメだと言っています。

カファ体質の人は脂肪が多くて体が冷たい傾向があるので、寒い季節なら70度くらいから飲み始めるといいかもしれません。カップの中で白湯の温度はどんどん下がってきますが、それでいいのです。常に70度の温度だと喉の脂肪分が取れすぎてしまいます。

ピッタ体質の人は冬でない限り、白湯はいらないかもしれません。

もともと火の質が強いのですから、白湯を常飲すると「火に油を注ぐ」状態になります。湯冷ましの常温の水がいいかも。

ただし、ピッタがバランスを崩すとすぐに消化不良になるので、その場合には低温の白湯がいいでしょう。

ヴァータ体質の人は50度くらいでしょうか。高すぎず低すぎずの温度がいいですね。

白湯も奥深いのです。

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