冬の関節痛を和らげるアーユルヴェーダ法

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昨日、テレビで「加齢痛に効くクスリ」の宣伝をしていました。製薬会社はクスリを売るためにいろんな病名を発明するものです。 「体のどこかが痛むのは加齢痛かもしれません」という脅しです。そりゃ、加齢が進むほど関節痛になるリスクが高まるとは思います。しかし、それは歳をとるから痛むのではなく、歳をとるほどヴァータが乱れるからか、アーマが蓄積しやすくなるからです。アーユルヴェーダには冬の関節痛を緩和する方法があります。

「だったら歳をとるから痛むと同じじゃない」と思うかもしれませんが、同じではありません。。歳をとってもヴァータが乱れたりアーマがたまらなければ痛みは起こりません。 関節にはカファのサブドーシャであるスレシャカ・カファ(滑液)があり、そのため手足が滑らかに動くようになっています。冬はヴァータが増えるため、関節は乾燥し冷たくなりやすくなります。加齢とともに関節リウマチ、変形性関節炎、痛風、特発性関節炎、強直性関節炎になりやすくなるのは、カファが減ってヴァータが増えるからです。さらに冬の冷たさが状態を悪化させます。

アーユルヴェーダには冬の関節痛を緩和する方法があります。

関節のカファを整える食べ物を摂る

関節のカファを整える食べ物を摂る カファはダートゥ(組織)と体液を維持し、体の滑らかさ、柔軟性、堅固さを保ちます。関節の機能を保つためには、カファのバランスをとる食べ物が必要です。冷たくて乾燥している冬には特にそうした食べ物が大切です。 オクラ、スプラウト、パンプキンシード、ほうれん草、ブラックビーンズは体のスレシャカカファを回復させ、関節の痛みを緩和します。

オイルマッサージ2.オイルマッサージ

関節痛にはオイルマッサージがベストです。温かいオイルが関節の冷たさと乾燥性を改善してくれるからです。オイルは重くて滑らかです。これはカファと同じ質。減ったカファを戻してくれるのです。 太白ごま油にみじん切りのショウガとニンニクを入れ、焦げ目がつくまで加熱したオイルで患部をマッサージすると、さらに効果がアップ!

痛み緩和のポーズ

 ネコのポーズ、チャイルドポーズ、牛の顔のポーズは関節を滑らかにしてくれます。痛みがとれてから、こうしたポーズを実施してください。これらのポーズを続けると、関節の柔軟性と滑液が改善し、関節まわりの筋肉を強化します。

関節痛にお悩みの方はさっそく試してみてくださいね。

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