アーユルヴェーダの世界になにか起きそうな予感の2019年でした

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「でした」と言っても2019年は明日もありますよ。 ブログを書くのは今日が年内最後だと思いますので「でした」にしました。 どうして「アーユルヴェーダの世界になにか起きそうな予感」がしたのかって? アーユルヴェーダ界にこれまでと違った動きがありました。

行政とアーユルヴェーダがつながりを持ち始めました。 神奈川県は、アーユルヴェーダとヨガの普及に協力するという覚書に調印し、いろいろな活動を始めました。 11月にはジヴァ・ジャパンとハリウッド大学院大学が共催したアーユルヴェーダシンポジウムに神奈川県庁の未病担当の方お二人が登壇されました。 12月には神奈川県とインド大使館の共催でAYUSHセミナーが開催されました。 AYUSHとはアーユルヴェーダやヨガなどインド伝統文化を統括するインドの省庁です。 日本の行政がアーユルヴェーダにかかわることなど、いままでは考えられませんでした。 なにかが起きそうな予感がします。

さらに12月には、内閣官房の健康・医療戦略室の会議でアーユルヴェーダが取りあげられました。 内閣官房とは内閣直属の政策機関です。 10月にたまたま内閣官房健康・医療戦略室の方とお話する機会がありました。 この方はこうおっしゃいました。 「医療費が膨れあがっている現在、伝統医療を活用する必要性については健康・医療戦略室全体が認識しています。 伝統医療といえばアーユルヴェーダを無視することはできないことも認識しています」 国の政策部署がアーユルヴェーダについて検討するとは、いままでは考えられませんでした。 なにかが起きそうな予感がします。

現実的に考えると、来年すぐになにかが起きるとも思えませんが、少しずつアーユルヴェーダの存在と意義が行政や政策機関に認識され始めたことは大きな一歩です。 どうして私が行政のこうした動きに関心をもっているかというと、アーユルヴェーダはヘルスケアの川上に強力な効果を発揮するからです。 ヘルスケアの川下は病気になったあとの病気治療です。 川上は病気にならないようにするためのケアです。 病気にならないようにするためのケアのほうがラクだし、コストがかかりません。

アーユルヴェーダの柱は2本。 「病気治療」と「健康維持」です。 アーユルヴェーダの川上の健康維持法には素晴らしい効果があります。 しかも簡単で常識的。 ディナチャリヤ(毎日の過ごし方)を実践するだけで体と心の不調が改善します。 アーユルヴェーダのディナチャリヤが全国に普及すれば、人々の健康と幸福感は大きく改善するでしょう。

アーユルヴェーダがすべての家庭に普及しますように。

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