ドクター・パルタップが語るコロナウィルスを寄せつけないアーユルヴェーダ対策法

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ジヴァ・アーユルヴェーダのドクター・パルタップが新型コロナウィルスに打ち勝つためのアーユルヴェディックな対策法を教えてくれました。

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新型コロナウィルス(COVID 19)は世界の広域に広まり、その広がりの速さに世界の人々は恐怖とパニックに見舞われています。こうした状況下では、一人一人がより多くの情報を入手し、ウイルスを広めないように細心の注意を払わなければなりません。アーユルヴェーダの観点から一人一人がするべきことをお伝えします。

パニックにならない:恐怖心やネガティブな感情は免疫力を低下させ、過度のメンタルストレスは消化力を低下されるので、アーマを作りやすくなります。体内毒素であるアーマはいろいろな病気の原因になります。

衛生を保つ:衛生を保つことはウイルスを寄せつけない最善の方法です。こまめな手洗いを励行し、くしゃみをするときには鼻と口をカバーし、人混みを避けること。ハーブを燃やすアグニホトラ(ヤッギャ)は屋内の殺菌効果があります。

(ジヴァ・ジャパン注記)アグニホトラはホーマとも言い、日本のお寺の「護摩」のルーツです。ジヴァ・アーユルヴェーダのドクターによると、サンダルウッド、ニーム、マンゴの木の上にグッグル、ニーム、トゥルシ、サンダルウッド、ターメリック、クローブ、キャンファー(樟脳)を乗せ、ギーをかけて燃やします。日本ではサンダルウッド、ニーム、マンゴの木は手に入りにくいので、どんな木でもいいそうです。火災報知器に気をつけてください。

免疫力を上げる:病原体や病気と闘うためには強い免疫力が必要です。新型コロナウィルスは最初、肺を含む呼吸器系に侵入します。肺と呼吸器系の免疫力を高めるために毎日、大さじ1杯の「チャワンプラシュ」を食べるといいです。その他、アムラ(アーマラキー)、グドゥチ(ギロイ)、ニーム、クトゥキ、トゥルシなども免疫力を高めます。

※アムラパウダーはジヴァ・ジャパンで取り扱っています。

ご希望の方はジヴァ・ジャパンにご連絡ください。

ビタミンCが豊富なオレンジ、グレープフルーツ、レモンなどの柑橘類を積極的に食べましょう。ぬるま湯にレモン1/4個または1/6個分の絞り汁を入れて、1日2-3回飲むとよいです。白湯は喉など体の保湿の点で優れています。

消化力を上げる:アーユルヴェーダは、強い消化力(消化の火)が病気と闘うために大きな役割を果たすと捉えています。ショウガのスライスを食べたり、ジンジャーティーを飲むといいです。ミントティー、シナモンティー、フェンネルティーも良し。消化力をアップするドリンクとして次のレシピがおススメ。水1リットルに対して、おろしショウガ、クミンシード、コリアンダーパウダー、フェンネルシードを各小さじ1杯加えて沸騰させ、2-3分沸騰を続けます。茶こしで漉して保温ポットに保存します。これを終日少しずつ飲みます。

おススメレシピもう1つ:小鍋に水1カップ、つぶしたショウガ一片、黒コショウホール2粒、クローブ2粒、ターメリックパウダー一つまみを入れ、2-3分沸騰させた後、漉して飲みます。40度以下に冷めたらはちみつを加えてもいいです。

ナスヤ:両方の鼻孔に各2-3滴の太白ごま油を入れて吸い上げます。鼻孔や喉を潤すとともに粘膜を強化するため、病原体の侵入を防ぐ可能性が高まります。ナスヤはごま油のほか、アヌオイル、シャドビンドゥオイルを使ってもいいです。塩水で1日2-3回うがいをしましょう。

便秘をしない:毎朝の排便は健康の源です。便秘がちの人は就寝前にトリファラを摂りましょう。

心を落ち着ける:静かに過ごし、ヨガ、プラーナヤーマ(呼吸法)、瞑想を行いましょう。

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病原体に感染しないためには、また感染しても重症化しないためにはオジャスを増やすことが大切です。オジャスを増やすということは細胞が若返るということです。細胞を若返らせる作用を「ラサーヤナ」といいます。煎じ詰めると、新型コロナウィルスに対抗するためには、オジャスを増やして細胞を若返らせることが大切なのです。

5月2-3日のドクター・パルタップの「アーユルヴェーダプロフェッショナルのためのカヤ・チキッツア(モジュール3)ラサーヤナ(若返り学)セミナー」を予定しています。

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