コロナストレスに負けるな、心臓

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9月29日は「世界心臓デー」でした。どの臓器にも感謝ですが、365日24時間休みなく働いてくれている心臓にも感謝です。どこかの大手企業の創業社長は「356日24時間、死ぬまで働け」といったそうですが、これは従業員を疲弊させるブラック的な発想です。心臓は違います。心臓はまさに356日24時間、死ぬまで私たちのために働いてくれます。感謝!

ある循環器クリニックのサイトによると、コロナ禍が始まって以来、胸の痛みや動悸で受診する患者が増えているそうです。生活や仕事の劇的な変化や将来不安・感染不安などで強いストレスがかかっていることが要因だと推察されます。アメリカの調査によると、コロナに感染していない患者の間で「ブロークンハート症候群」の症例が急増しているそうです。ブロークンハート症候群は、心筋が弱って胸の痛みや息苦しさなどの症状が出ます。心臓発作に似ていますが、血管が詰まることではなく、ストレスによって誘発されると考えられています。

コロナパンデミックの心理的な影響に加えて、喫煙、飲酒、不健康な食事、運動不足などが相まって、心臓の血管にアーマが蓄積し、心臓病を誘発すると考えられます。糖尿病、高血圧、高コレステロールなどの基礎疾患を持っている人は心臓疾患を誘発するリスクが高くなります。

胸痛、エネルギー低下、疲労感、冷や汗、息切れなどの症状は要注意です。もっとひどい状態になると、心筋梗塞、不整脈、心不全などの重い心臓疾患になるリスクもあります。ブロークンハート症候群を経験した人は病院で検査をすることをおススメします。

年齢、性別、遺伝的要因など自分では変えられない要素はあるにせよ、それよりも生活習慣や食習慣のほうが大きな影響をもたらします。どの病気も75%程度は生活習慣や食習慣の影響によるものと言われています。影響が大きい要素は、血圧、コレステロール、体重、血糖値、運動、食事、喫煙などです。

コロナストレス下でもアーユルヴェディックな方法で心臓の健康を保ちましょう。

増悪したドーシャのバランスをとる

カファが優勢な人はコレステロールが増加しがち。心臓の血管をつまらせる可能性があります。ヴァータが優勢な人は心拍のリズムが乱れ、血圧と心拍数が上昇するリスクがあります。ピッタが優勢な人は灼熱感が高まり、感情的なトラブルに対する心臓の耐性が弱まります。深刻な心臓病を引き起こしかねないドーシャの増悪を改善する必要があります。アーユルヴェーダの智恵を活用しましょう。

脳を若返らせる

アーユルヴェーダのラサーヤナ療法は、ストレスの多い状況に対応できるだけのパワーを脳に与えます。

アグニを適切に強め、アーマを取り除く

アーユルヴェーダによると、健康維持に必要なことはアグニ(消化の火)の強化とアーマ(毒素)を溜めないこと。アグニが適切に強ければ、最終的に十分なオジャスがつくられます。オジャスを十分に持っている人はおだやかで、ストレス耐性があり、免疫力も高くなります。

感情をコントロールする力

怒り、悲しみ、恨みなどの負の感情は心臓にダメージを与えます。負の感情はタマシックです。ヨガやプラーナヤーマ(呼吸法)を実践することで負の感情を消し去り、サトヴィックな感情を培うことが大事だとアーユルヴェーダは説いています。ストレス耐性を強くする方法として、セルフアビヤンガ、ヘッドマッサージ、足裏マッサージ、瞑想もスーパー効果的。

健康な心臓のためのホームレメディー

●水1カップにアルジュナ小さじ1/2を加えて、水の量が半分になるまで弱火で10-15間煎じます。これを飲みます。渋いです!

石垣島のもだま工房さんが生産・販売していますよ。

商品紹介 - 石垣島アーユルヴェーダハーブ園 もだま工房
インド伝承医学アーユルヴェーダにおいて、最も重要な若返りのハーブといわれるブラフミー(ツボクサ)をはじめ、日本では、まだ、あまり知られていないハーブや野草を紹介します。心を穏やかにし、脳を活性化し、ストレスに強い心と体をサポートしてくれるツボクサやトゥルシー(ホーリーバジル)などのハーブたち。南の島の月桃や長命草などの...

●朝、牛乳1カップにニンニク一片とシナモンを加えて沸騰させ、40度以下に温度が下がったらはちみつを加えて飲みます。朝、ニンニク一片を食べてもいいです。心臓強壮です。在宅勤務の人はこれでもいいですが、オフィスに行く人は要注意!

心臓の健康を保つために有酸素運動や瞑想も取り入れましょう。心筋を強くし、心臓の機能を高めます。一方、喫煙、飲酒、ジャンクフード・揚げ物・脂っこい食べ物の過剰摂取は避けましょう。

働き者の心臓に感謝。

ジヴァジャパン・アーユルヴェーダ・オンラインカレッジ

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