ナチュラルに精子数を増やす方法

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時代劇をみると(いや、現代の映画でも)、子供ができないことを理由に妻が離縁させられるシーンがよくあります。女性は一言も抗議をせず、風呂敷包み一つで家を出ていくのです。かつては子供ができないというと、全部女性側に原因があると思われていました。しかし実際には、不妊の原因の半分は男性側にあることが明らかになっています。

2017年、「欧米男性の精子の濃度が40年で半減した」という調査結果が発表されました。日本と欧州4か国(どの国かわかりません)の単位当たり精子数を比べると、日本が一番少ないことがわかりました。精子数が基準値であったとしても、受精卵の細胞分裂をさせる力がない精子が増えているのだそうです。元気に動く精子も減っています。

精液1ミリリットル中に2000万以上の精子が含まれていることが自然妊娠するのに好ましい数です。1500万以下が精子減少症(乏精子症)です。現代の男性は乏精子症が増えています。これが不妊の主な原因のひとつです。

アーユルヴェーダの8科目の一つに「ヴァジーカラナ(強精学)」があります。そこには生殖能力を高めるための知識や智恵がたくさん盛り込まれています。アーユルヴェーダの治療(チキッツァ)を実施し、基本的なガイドラインを遵守することで乏精子症を改善することが期待されます。

アーユルヴェーダ的アドバイス

  • 射精の回数を週2回にとどめる。射精の回数が多いほど精子の濃度が低下します。
  • 一日のなかで精子数が最も多い早朝に性活動を行う。
  • 骨盤の筋肉を鍛える運動を定期的に行う。
  • 股間を締め付けるパンツや熱をため込む繊維を使ったパンツをやめて、綿のトランクスをはく。
  • お風呂の温度は熱すぎないように。睾丸を過剰に熱すると精子数が減少します。
  • セルフアビヤンガ(ボディオイルマッサージ)を毎日行う。血行が改善する結果、精子数が改善します。
  • 肥満は性ホルモンのテストステロンのバランスを崩し、その結果、精子数が減少する。肥満にならないように運動を行い、タンパク質、野菜、全粒穀物を十分に食べる。

アーユルヴェーダではヴァジーカラナ(強精学)が独立した科目であり、健康で幸福な人生を送るためにはヴァジーカラナが必要だとしています。来年1月にドクター・パルタップの「ヴァジーカラナ(強精学)ウェビナー」が予定されています。アーユルヴェーダが説く強精学を学ぶチャンスです。日本では6組に1組が人工授精による妊娠と言われています。元気な赤ちゃんを授かりたいと思っている方、お客様の妊娠のお悩みをサポートしたいと思っているセラピストさん、クライアントの性のお悩みをサポートしたいと思っているカウンセラーさん、必見の講座です。

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