愛し合う営みとスピリチュアリティーの関係

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ヴェーダの伝統的な考えによると、人生には4つの目的があります。その4つとは、

●ダルマ(人生の義務・役割、スピリチュアルな義務)
●アルタ(財政的充足)
●カーマ(愛、歓び)
●モクシャ(解脱)

このそれぞれは規律とガイドラインに則った形で達成されなければならないとヴェーダは言っています。

愛の行為のためのアーユルヴェーダ的ガイドライン

アーユルヴェーダは、愛し合う行為は非常に重要だとしています。しかし、それは身体的歓びのためのツールではなく、肉体と魂が強くつながり、体と魂のエネルギー交流を容易にするための方法と考えられています。最善の結果をもたらすためには、二人の間に愛、尊敬、信頼感がなければならないとしています。

心の交感を伴わない過剰な性行為はオジャスを弱め、アパーナヴァータ(下腹部を主座とする下向きのヴァータ)を乱します。一方、誠意と信頼感を伴う愛の営みはオジャスとアパーナヴァータを整えるだけでなく、体を強くし、免疫力を高め、ウェルビーイングをもたらす行いです。

ダルマは人生のすべての局面で維持しなければならないとされています。愛し合う営みも例外ではありません。肉体の歓びへの誘惑に負けることはダルマから遠ざかることになりかねません。

アーユルヴェーダにおいて催淫薬とヴァジーカラナセラピーは大切な役割を果たしています。愛し合う二人は行為の前に情熱を燃えたたせ、生殖能力を高めるために催淫効果のあるハーブを用いることを勧めています。愛の営みが終わったあとは、ラサーヤナとヴァジーカラナ効果のある食べ物を摂ってオジャスを補給することも述べられています。昔のアーユルヴェーダ賢者はすごいですね。

アーユルヴェーダは性行為の大切さを述べていますが、無軌道な行いは戒めています。性的なつながりは意識領域を広げ、神性に近づけてくれるとされています。愛の営みは神聖なる行いであり、二人が愛のもとで理解し合い、感情的な絆を強めるものでなければならないと説かれています。

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