大宇宙と細胞はつながっている

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空を見上げると青空と雲が広がり、風が吹いています。いま45分のウォーキングをして帰ってきたところです。太陽はかなり西に傾いています。やがて陽は沈み、月が昇ってくるでしょう。

太陽と月と風は大宇宙の象徴です。太陽は火、月は水、風は空気をもたらします。火と水と風は大宇宙に存在するだけでなく、私たちの体にも存在しています。火は消化・代謝として、水は血液や体液として、風は体内の物質の移動や内臓・手足の動きとして表出しています。空気はヴァータ、火はピッタ、水はカファという言葉で表されます。ヴァータ、ピッタ、カファは身体レベルのエネルギーです。

これを心レベルまで深く入っていきましょう。ヴァータの精髄はプラーナ、ピッタの精髄はテジャス、カファの精髄はオジャスです。プラーナは生命・空気、テジャスは輝き、オジャスはダートゥの表出です。

さらに魂(アートマ)レベルまで深く進むと、生命はジーヴァ、光・火はジョティ、愛はプレマとして表されます。ジーヴァは魂レベルの生命です。ジョティは魂レベルの光・火です。仏像・神像の頭部で輝く光輪はジョティです。プレマは無条件の愛、神への愛です。

このように見ていくと、大宇宙と人間の存在は細胞レベルまでつながっていることがわかります。私たちは身体、心、魂から構成される小宇宙なのです。大宇宙に存在している神性は小宇宙にも存在しているのです。

この小宇宙における神性を大切にするのがアーユルヴェーダです。アーユルヴェーダは神から授かったと言われています。その真偽のほどは別にしても、アーユルヴェーダが人知を越えた存在であることは紛れもありません。私たちがアーユルヴェーダの知識の恩恵を受けていることは大宇宙の神性の恵みと理解して、他の人々にその知識を広める役割を与えられたと心得るべきでしょう。

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