アーユルヴェーダを現代にどう活かすかのちょっとした考察

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スワスタ・プログラムで患者さんに接したり、アーユルヴェディック・カウンセリングを行っていると、人間は身体だけでできているのではなく、心や人とののかかわりも人間をつくっていることがよくわかります。

体や心の病気が過去のトラウマから来ている人も少なくありません。

アメリカの調査ですが、すべてのアメリカ人に良質の医療が提供されたとしても、早期死亡を10%しか減らすことができないのだそうです。つまり医療の健康寄与は10%です。一方、早期死亡に関係している因子は、行動様式(ライフスタイル)40%、遺伝要因30%、環境要因5%、社会環境15%だそうです。食事がどの要因に分類されているのかはわかりませんが、行動様式の影響がかなり大きいことは明白です。環境要因と社会要因の健康寄与は合わせて20%。医療提供よりも効果は大きいのです。

アーユルヴェーダ医療でも同じことが言えると思います。ライフスタイルや環境要因、社会要因が改善されないままアーユルヴェーダハーブを処方したとしても、その効果は限定的である可能性があります。ドクター・パルタップが「アーユルヴェーダはハーブだけではないんだよ」と言っている意味が理解できます。

いろいろな研究から、幸福な人ほど健康で長生きであることがわかっています。一方、社会とのつながりがなく孤独や孤立を感じている人は健康を害しやすいことも示されています。

アーユルヴェーダの知識や智恵をもっている人達は、社会的つながりを促進する役割を果たせるのではないかと考えています。

アーユルヴェーダを現代にどう活かすかについて考えている今日この頃です。

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