ターメリックは守り神

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インドをはじめとする南アジアの人々にとって「スパイスなしの人生はなし」というほど料理にスパイスは欠かせません。普通の家庭料理に使われるスパイスは、クミン、コリアンダー、ターメリック、フェンネル、コショウ、シナモン、ショウガ、ガラムマサラ、マスタードシードなどが定番です。なかでも、スパイスの女王と呼ばれるターメリックの存在は群を抜いています。

コロナ禍が始まって以来、ターメリックの人気はうなぎのぼり。ターメリックの殺菌作用が注目されているからです。インドの人々にとってターメリックは欠かせないスパイスですが、欧米や日本でもターメリックの活用が広まっています。

ドクター・パルタップは、ターメリックと塩を加えたぬるま湯でうがいをすることを勧めています。朝と夜の2回うがいをします。私もターメリック+塩のうがいをしていますよ。ターメリックがウイルスの侵入を防いでくれるという安心感があります。

南インドの人は素足にサンダルで歩くため、屋内に入るときにはバケツの水にターメリックをドワッと入れて、それで足を洗うケースもあるようです。

ターメリックは心を静める効果もあります。東京では感染者数が増加傾向にあり、不安を覚える人もいることでしょう。心の不安感を緩和するためにはホットミルクにターメリックパウダーを加えた「ゴールデンミルク」を飲みましょう。不安感やストレスで深い眠りにつけない人は就寝前に飲むといいです。カップ1杯のミルクとターメリックパウダー小さじ1/4杯程度を小鍋で沸騰させます。このゴールデンミルクにカルダモン、シナモンパウダー、フェンネルパウダーを各一つまみ程度加えたのが、ドクター・パルタップおススメの「ストレスバスターミルク」です。

料理にもターメリックを使いましょう。私たちが普通に食べている料理にターメリックは使えます。青菜の炒めものに加えてもいいですよ。スパイスは材料を炒めたあとに加えるのではなく、先にスパイスを炒めてから材料を加えます。私は小松菜を炒めるときにターメリックを使います。中華鍋にオイルを入れ、クミンシード、ターメリックパウダー、ショウガのみじん切りを炒めてから小松菜を入れてサッと炒めます。塩としょう油少々で味付けます。普通の家庭料理にターメリックを使う方法です。ターメリックパウダーとショウガのみじん切りを炒めたあと、一口大にした厚揚げを炒めても美味しいです。ターメリックだからインド料理というわけではなく、気軽にターメリックを取り入れられます。

今月のベーシックコース日曜日クラスのランチ担当は小澤一美さん。免疫力を高めるためにターメリックをたくさん使ってくれました。だから全体が黄色いランチになりました。「ゴールデンランチ」ですね。免疫力が高まり、かつ殺菌もしてくれるのでうれしいランチでした。

ターメリックはコロナ時代に生きる私たちの守り神です。同時に、マスク、手洗い、三密を避けるというコロナ時代の自己防衛策は守ってくださいね。

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