なにがニューノーマルだかわからない今こそアーユルヴェーダが暮らし方の指標

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アフターコロナは実は新型コロナウィルスと共生する「ウイズコロナ」の時代であり、これまでにない暮らし方がニューノーマル(新常態)になると言われています。しかし、どんな世界がニューノーマルなんだか誰にもわかりません。人と人が接触しないフィジカルディスタンスがニューノーマルになるのでしょうか。コミュニケーションをZoomで行うのがニューノーマルになるのでしょうか。

生まれたときからこういう生活をするとすれば全然平気なのかもしれませんが、ウイルスによってこうした生活を強いられている私たちには馴染めない生活様式です。Zoomコミュニケーションがニューノーマルになるのか、新型コロナが終息するまでの一時的な暮らし方なのかはわかりません。なにがニューノーマルだかわからない今だからこそ、浮つかない根っこがしっかりした生き方が大切だと思うのです。今こそアーユルヴェーダ的な暮らし方が必要です。

アーユルヴェーダは伝統医療と認識されていますが、医療にとどまりません。社会生活の仕方、健康に暮らす方法なども教えてくれます。たとえば、アーユルヴェーダの古典経典である「チャラカ・サンヒター」にはこんな文章があります。

富がもたらされ、幸運と長寿をもたらし、優美で、蛇や悪霊を打ち払い、喜びをもたらし、魅力とオージャスをもたらす宝石の飾品を身につけるべきである。

これは医療とは言えませんね。人間が健康で幸福に暮らすための智慧をさずけてくれる文章です。こういう伝統に根ざす智恵がいま必要なのです。アーユルヴェーダの智恵に基づく暮らし方をすれば、未知の脅威に対しても落ち着いて対応できるようになるのではないでしょうか。当校のベーシックコースを受講している生徒さんが、現状を面白く表現しました。

「アーユルヴェーダを知らなかったならば(コロナの恐怖で)気絶していたと思いますが、ベーシックコースでスパイスの力を習っていたので安心できました」

こういう智恵は心強いですね。アーユルヴェーダは暮らしの土台になる智恵なのです。アーユルヴェーダは「オールドノーマル」かもしれませんが、それが実は「ニューノーマル」なのだと思います。

当校のベーシックコースは4月と5月、通学授業を止めて、動画配信を行いました。6月は久しぶりの通学授業を再開しました。火曜日クラスのランチは中島美和さんが作ってくれて美味しかった!久しぶりの通学授業はオンラインでは味わえない喜びでした。

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