オイルうがいはやらなきゃソンソン

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歯周病は歯周病菌による口の中の病気ですが、これが心臓病、糖尿病、肺炎、認知症、早産、がん、肝炎などの病気のリスクを高めたり悪化させたりすることは1990年代から知られていました。

さらに、ある研究チームがコロナで死亡した人を調べると、歯周病菌が大量に見つかったそうです。歯周病など口腔内の衛生状態が悪い人は、感染した場合に重症化しやすいことがわかりました。歯周病がインフルエンザの感染リスクを高めることは以前から知られていましたが、新型コロナウイルスでも同じことが言えます。歯周病がウイルスや細菌の感染リスクを高めることは歯科学界では常識となっています。

日本では、歯周病は20歳代で約7割も発症しているとか。30~50歳代は約8割、60歳代では約9割がかかっているとされています。ビックリです。

コロナ時代を元気に暮らすためには口腔ケアが不可欠。どうやって口腔ケアをする?食後の歯磨きやうがいは当然。1回や2回のうがいでは不十分。5回はしましょう。シンプルなぬるま湯でのうがい加えて、塩やターメリックパウダーを加えたぬるま湯でうがいすることもおススメです。

加えて、オイルうがいは最強口腔ケアの一つです。オイルプリングですね。

オイルうがいはアーユルヴェーダ式の日課(ディナチャリヤ)としてインドでは大昔から行われてきました。オイルプリングのプリングはPulling。Pullは「引っ張る」の意。なにを引っ張るかというと、口腔内の毒素を引っ張り出すのです。オイルの力で毒素を引っ張り出すためにオイルプリングと言います。アーユルヴェーダでは伝統的に白ゴマ油を使います。アメリカで大流行したオイルプリングはココナッツオイルが使われています。

オイルうがいには2種類あります。少量のオイルを口に入れて、口を動かしてオイルを回すのが「カヴァラ」。それよりも多めのオイルを口に含み、口を動かさないのが「ガンドゥーシャ」です。私はカヴァラとガンドゥーシャを混ぜ合わせた方法をとっています。朝食を作りながらオイルうがいをするので、口にオイルが入っていることを忘れてしまいます。ハッと気がついて口を動かします。10分間行っています。5分でもいいですよ。

オイルうがいを始めた当初はうっすら汗をかく人もいます。体の毒素がオイルで引っ張りだされたことを示しています。涙目になったり、鼻水が出る人もいます。口や喉がきれいになった印です。私も鼻水がスーッと出ることがあります。私はオイルを吐き出したあと、唇が5回くらい痙攣することもあります。唇の筋肉疲れ?

オイルうがいの効果

深部からの口腔浄化:口の中には大人で300~700種類の細菌がいると言われています。これらの細菌がさまざまな口腔トラブルの要因となります。虫歯、歯痛、プラークなどのトラブルを防ぐためにオイルうがいが有効な方法です。

口臭予防:オイルうがいは口腔内の毒素や細菌を排出するので口臭を軽減します。朝食を食べる前にオイルうがいをするのがベスト。味蕾を刺激するので朝食も美味しい!

歯と歯ぐきを強化:オイルの抗炎症作用や抗菌作用が働き、口の中の炎症や敏感性を防ぎ、歯と歯ぐきを強くします。

歯のホワイトニング:オイルうがいは歯の着色汚れをとってくれます。ホワイトニング効果ですね。(注)これは歯の質やタンニンの摂取量によって効果が異なると思います。私の歯は茶渋がつきやすいです。

体のデトックス:オイルうがいは口腔内のデトックスにとどまりません。全身のデトックスに効果があります。だからこそオイルうがいを毎日することが大切です。

毎日オイルうがいをするのはムリと思っていませんか。大丈夫!習慣化すると苦になりません。私は朝食を作りながらオイルを口に含んでいるので時間の無駄にはなりません。

口の中のオイルは排水管に捨てないでくださいね。長期間続けるとパイプがつまる可能性がある上、チリツモで川を汚すことにもなります。なにかの袋に吐き出して捨ててください。私は新聞紙に吐き出し、それを野菜の個包装の袋やポリ袋に入れて捨てています。

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