要はドーシャとダートゥをどうやって滋養するかということ

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確たる病気はないけれど体調が今一つすぐれない・・・ということはよく見られます。未病ですね。アーユルヴェーダファンの皆さんは健康管理に気をつけておられると思いますが、それでも体調不良はやってきます。いくら「自分はアートマン(魂)である」と思っていても、身体の不調はイヤなものです。

未病の状態をもとの健康な状態に戻すためには、やはり食事を改善することです。アーユルヴェーダは「食べ物は最高のクスリ」と言っています。

どんな食べ物が体を健康な状態に戻してくれるのか。自分のプラクリティとヴィクリティを考慮した食べ物です。これが健康にいいという絶対的な食べ物はありません。

あっ、ありますね。可能な限り、100%はむずかしいとしても、加工食品を避けてナチュラルな食べ物を摂ることです。アーユルヴェーダにおいてこれはすべての人に当てはまる原則です。

「自分のプラクリティとヴィクリティを考慮した食べ物」ですが、プラクリティとヴィクリティの違いをしっかり理解することが大切です。プラクリティは生まれたときに決定づけられた体質。ヴィクリティは今現在のドーシャの状態のことです。

先日、ドクター・パルタップのコンサルテーションを受けた方は、かつてアーユルヴェーダ医師に「カファ・ピッタ」と言われたそうです。おそらくプラクリティだと思います。しかし、この方が現在抱えている問題はヴァータの増悪を示していました。したがって、食事はカファとピッタを考慮しつつも、ヴァータのアンバランスを改善するものを優先する必要があります。

この点を理解することが大切です。自分のプラクリティやヴィクリティがはっきりしないという方は、ジヴァ・アーユルヴェーダのドクターによるコンサルテーションや私のカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

適した食べ物は季節によっても変わります。今は秋の入り口。夏の間に蓄積したピッタが乱れたり、ヴァータが優勢な人は早くもヴァータが増え始めます。そうした体の声を聴きつつ、食べ物を決めていきましょう。

食べ物のほかにもドーシャやダートゥを滋養する方法があります。オイルマッサージをしたり、ヨガやプラーナヤーマ(呼吸法)をしたり、瞑想を取り入れることも大事です。

ジヴァ・アーユルヴェーダドクターによるオンラインコンサルテーション

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