アーユルヴェーダが咀嚼32回を勧めている理由~ウイルスを排除する作用もあった!

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今日から仕事始めの会社もあると思いますが、街の雰囲気はまだボーっとしているようです。お正月モードが続いている感じです。

お正月はおせち料理。野菜が多い我が家の普段の食事と違うので、便秘にならないように予防としてトリファラパウダーを摂ったり、アーマバスターを食後に摂ったりしています。お正月に食べるものは砂糖が多かったり、おもちを食べたりするので、体重も増えやすいですよね。胃もたれする人もいるでしょう。

お正月後に体調不良にならないためにはよく咀嚼することです。よく噛むと唾液がいっぱい出ます。唾液にはでんぶんを消化するアミラーゼが含まれています。食べた物の消化は口の中から始めるのです。

さらに、唾液には細菌やウイルスを排除する免疫グロブリンも含まれています。私たちは食べ物としていろいろな物を口に入れていますし、赤ちゃんは雑菌のついたおもちゃなども口に入れます。固焼きソバを食べたら口の中は傷だらけになります。それにもかかわらず普通は感染症に罹らないのは、唾液中の免疫グロブリンがいい仕事をしているからです。

ところが、食事に気持ちを向けないで他のことを考えたり「ながら食事」をすると、噛む回数が減ります。とくに男性は3回くらいの咀嚼で飲みこんでいます。唾液が十分に分泌されません。結果、消化不良になったり、太ったりします。

昔のおかあさんは子供に「よく噛んで食べるんだよ」と言ったものですが、それは正しかった!

アーユルヴェーダは「1口ごとに32回噛むべし」と言っています。32回は多いです。アーユルヴェーダは「固形物は液体のように飲むべし。液体は固形物のように噛むべし」と言っているので、固形物を液体のようにドロドロにするためには少なくとも32回は噛まないとダメなのですね。一口に時間がかかるので、食べる量も減りますね。

コロナの時代には食べ物をよく噛むことが特に大事です。前述のとおり、唾液には免疫グロブリンが含まれているので、ウイルスを排除してくれるからです。コロナは口と鼻から入ります。口における防波堤は咀嚼、鼻における防波堤はナスヤ(オイル点鼻)です。

唾液を十分に分泌させるためには、食べる前も大切です。調理中の調理器具がカチャカチャいう音や食器が触れ合う音も唾液の分泌を促します。消化力が弱いお子さんはキッチンに連れていって調理する音を聞かせましょう。

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