総合芸術は知覚器官のバランスをとる

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夫の甥の娘のバレエ発表会に行ってきました。

北海道にいるジジババが猛暑の東京に来れば暑さでダウンするかもしれないので断念。夫と私はジジババの代わりに観に行ったのですが、夫はジジの弟なので、インドの考え方ではジジの代理というより立派なジジ。

ちなみに、ヒンディー語のジジは日本語のババの意味。ヒンディー語のババは日本語のジジの意味。ややこしい。

甥の娘が通っているバレエ教室は日本で最大級のバレエ団/スクールなせいか、発表会の会場も本格的。

幼稚園児以下の子供の踊りはスズメがワチャワチャしている感じで笑えましたが、中高・大学生の踊りは楽しかったですよ。

バレエは視覚、聴覚を楽しませてくれます。

五感のすべてを楽しませてくれる芸術はなんだろうと考えました。茶道のお茶事は五感のすべてを楽しませてくれそうです。

「茶事」は、気心の知れた方々を少人数招き、懐石料理やお酒、和菓子を食した後、お点前で抹茶を飲むフルコースの正式な茶会のことです。

茶事は茶室で行われます。茶室内には掛け軸がかけられ、花もいけられます。茶室をとりまくお庭も大事。茶器を見て愛でます。視覚を楽しませてくれます。

お庭には手水鉢があり、流れる水は聴覚を癒してくれます。

茶器を手にもち、その手触りを楽しみます。お茶事に参加する人は一般的に和服を着るので絹の肌さわりを感じます。触角を楽しませます。

お茶事中はお香も焚きます。嗅覚を楽しませます。

お茶事では食事もいただきます。心静かに食事に気持ちを集中させます。味覚を楽しませます。

最後は抹茶のお濃茶を楽しみます。濃いお茶なので苦みが強く、食欲はその時点で収まります。味覚の楽しみのバランスをとります。

五感を癒す芸術が総合芸術なのですね。

アーユルヴェーダは、病気の根本原因は主に3つあると言っています。

  1. 知性の間違った使い方
  2. 感覚器官の間違った使い方
  3. 時(季節の)要因

感覚器官のバランスをとってくれる芸術は癒しのためにあるのだと思った昨日でした。

写真は農林水産省ウェブから拝借。

★インド・ジヴァグラムでアーユルヴェーダを学び体験する(10/21ー10/28)

★Swastha Program~アーユルヴェーダと現代ヘルスサイエンスの統合

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