アーユルヴェーダは人生の暴風雨から身を守ってくれる

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昨日はアーユルヴェーダ・ベーシックコース大阪クラスの最終日でした。 最終日には生徒さんたちにプレゼンをしていただくのが卒業試験の代わりです。 生徒さんのプレゼンテーションは私に大きな励みと示唆を与えてくれます。

生徒さんの一人一人にそれぞれの人生があります。 私たちが日常生活でつながっている人たちにも人生があります。 アーユルヴェーダは、人間は身体、心、感覚器官、魂から成り立っていると言っています。 プレゼンを聴くと、生徒さんたちの心と魂に触れるような気がします。

なかには、15年前にがんと診断された人もいます。 この生徒さんはがんと診断されたものの、手術を受けることは何かが違うと感じていたそうです。 そんなとき「がんを治すためには歯を治さなければならない」という代替療法専門家のアドバイスを受けて、九州まで歯の治療に行きました。 その後、グルテンや乳製品を完全に断つ食事を続けた結果、15年後にはがんが自然退縮していました。 この生徒さんは「病気が治るとはどういうことか」を知りたくてアーユルヴェーダ・ベーシックコースを受講したそうです。

別の生徒さんは、ベーシックコースの受講中につらい出来事に直面しました。 「なんでやろう」と思いました。 自分を振り返ってみると、「なにか追い詰められた感じで仕事をしていた。心と魂のケアが十分でなかった」ことに気がついたそうです。 楽しんで仕事をするべきだとの気づきがありました。

また別の生徒さんは、これまで脚の冷えが悩みのたねでした。 アーユルヴェーダを学び、キンキンに冷えたビールを止め、パンやお菓子を減らしました。 シャタバリ、アムラパウダー、トリカトゥの摂取を試みました。 その結果、体温は35度台から36度台に上昇しました。 風邪もひかなくなりました。 これまでのところ体調維持ができていると感じているそうです。

人生は生まれてから死ぬまで順風満帆とはいきません。 つらいときや困難に直面するときが必ずと言っていいほどあります。 アーユルヴェーダを生活に取り入れていたとしも、つらいことに直面するときには直面します。 そんなとき、アーユルヴェーダは防波堤のように暴風雨から身を守ってくれます。 なぜならアーユルヴェーダは心の在り方を教えてくれるからです。 人生の過程では、喜びのあとには苦がやってきます。 だから「うれしいときにも過剰に喜ばず、悲しいときにも過剰に悲しむべきではない」とアーユルヴェーダはいいます。 「心はつねにリラックスしていることが大切」だとアーユルヴェーダは教えてくれます。

「そんなこと言われたってムリだわ」と思うかもしれません。 私だって、困難に直面したときに心がリラックスできる自信はありません。 しかし、アーユルヴェーダ(ヴェーダ哲学)の教えを知っているか知らないかで、困難への対応力はまったく違ってきます。 つねに「喜びとつらさは同じこと」を忘れないようにすれば、徐々にその思いは血となり肉となるでしょう。 そんな思いを強めてくれた生徒さんのプレゼンでした。

ランチもこれが最後。 今回も美味しかったですよ。 写真 毎回、早朝に起きてランチを用意してくれた高木麻衣子さん、ありがとうございました。 この大阪ベーシックコースをコーディネートしてくれた萩野和代さん、感謝です。

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