食べ物のグナ(質)~温性と冷性のレシピ

アーユルヴェディッククッキング

アーユルヴェーダでは、すべての食べ物には体と心に影響するグナが備わっていると考えられています。グナ「Guna」という言葉の文字どおりの意味は「属性」とか「質」という意味です。ハーブと食べ物には主に10対の質(グナ)があります。薬理学的な質は以下の10対です。

  1. 重さ-軽さ
  2. 鈍さ-鋭さ
  3. 冷性-温性
  4. 油性-乾性
  5. 滑らかさ-粗さ
  6. 固定性-流動性
  7. 柔らかさ-硬さ
  8. 安定性-動性
  9. 微細さ-粗雑さ
  10. ねばねば-さらさら

すべての食べ物には体と心に影響する治療的および予防的質が備わっていますが、その面において最も大切な対の一つは「温性-冷性」です。体を温める温性の質は「ウッシーナ」、体の熱をとる冷性の質を「シータ」と言います。

温性(ウッシーナ)のレシピを作ってみよう~ショウガ・レモン・チャツネ

温性の食べ物は体を温める作用(ヴィダヒ)があり、代謝を速め、脂肪を取り除きます。しかし、温性の食べ物が消化される過程において、胃酸が出たり、発汗や灼熱感を招く場合があります。ラサ(舌で感じる味)が辛味、酸味、塩味の食べ物が温性の質をもっています。

材料

ショウガみじん切り 大さじ1

レモンの皮すりおろしたもの 大さじ1

コリアンダーの葉みじん切り 1カップ

作り方

材料全部をブレンダーでブレンドする(それだけ!)

冷性(シータ)のレシピを作ってみよう~ベークド・アップル

冷性の食べ物は体の熱をとる作用(アヴィダヒ)があり、消化器系を落ち着かせます。消化のプロセスを緩やかにし、代謝に負担をかけません。ラサ(舌で感じる味)が苦味、渋味、甘味が冷性の質です。

材料

中サイズのりんご 6個

レモンしぼり汁 大さじ2

オートミール 1.5カップ

ジャガリ(黒糖のようなインドの砂糖)3/4カップ

ギー 1/2カップ

シナモンパウダー 適宜

作り方

  1. リンゴの皮をむいて一口大に切る
  2. リンゴを耐熱皿に入れ、レモン汁を振りかける。
  3. 残りの材料を混ぜ合わせる
  4. 3のミックスをリンゴに塗る
  5. 160度のオーブンで45分間焼く。温かいうちに召し上がれ

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